ホトトギス や 秋の草









 

 

  アシスタントが綴る 11月  

 

秋の展覧会には、オギやチガヤ(ススキの仲間)、リンドウなど、伸びやかな姿で
空間をダンスする植物達が多く出動します。
離れて見ると ダイナミック。近くで見ても その深い色合いに目を奪われます。
新潟には大きな根洗いも いくつか向かいました。
持ってゆける植物には いろいろ制限がありますが、まずは車にのるかどうか。
高さや植物の組み合わせ次第で あきらめなければいけないものもでてきます。
おおまかな候補が決まった時点で、積み込みをシュミレーション。
高さの見当はつくものの、梱包すると かさばるものもあるので、おおよそ入るかな?という感じにしか判断できません。全部を積めるか不安になるので あれこれと考えますが、加藤さんは「まぁ・・とりあえず、やってみましょう!」
私は 心で 「大丈夫なのでしょうか・・?」と 問いながら、積み込みの日を迎えます。
朝にしっかり水やりし、ある程度切れたら梱包していきます。鉢をしっかり固定したいのですが、奔放に伸びる植物は、時には鉢底からぴょろっ。そこがチャームポイントだったりするので、新聞紙、薄紙、お菓子の空き箱などを駆使して、ひとつひとつ包んでいきます。そうしてトレーにすべてを載せ終わると、お昼近くになっていました。
日が傾いてから、車に積み込んでいきます。トレーを差し替えたり、向きを変えたりしながら調整をしていくと・・おぉ、見事に入りました。さすが 加藤さん。
長旅で動かぬように、すきまにタオルをつめて完了です。

 

 

いよいよ車に積み込む


 2017年 10月24日 記す  山田 ナオコ

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