雨の止むのを待っています









 

 

  アシスタントが綴る 8月  

 

しとしとと降る雨の中 鳥の力強いさえずり。
コナラの高いところで 仲間としきりに鳴きあっています。
「長引く梅雨だね」「もうすぐ 明けるよ」 そんなことを話しているのでしょうか。

蒸し暑いような でも 半袖では心許ない冷え性の盆栽組は、えりまきや上着を着たり
脱いだり。雨の合間をぬって 植物や庭を整える毎日です。
うっかりすると パソコン仕事などにのめり込んでしまいそうですが、ここでまめに
外仕事をしておかないと、どっとやることが膨らんでしまいます。
夏の盛りに 体もついていかなくなります。

もうすぐ さいたま市「温々」での 加藤さんの個展を迎えます。
春の二人展が取りやめになり 今回の展覧会準備は だいぶ前から始められました。
プライスカード、展示用具なども揃えて これでOK!としたのが 4月初め。
今 最終確認をしていますが、すでにだいぶ記憶もなくなり、もう一度全部を取り
出して 見直しているところです。
「これは 何のためのスタンド?」 「BOX 展示は どう みせるのだっけ・・・?」
くり返し確かめて メモを挟みます。
抜けているものを発見し 余計なものを省き、展示の新しいアイデアが浮かんだり・・。
何だか 新鮮な気持ちで 作品を眺めたりしています。

どうか 前々回のような 忘れ物がありませんように。
無事に会期を迎えられますように。
いろんな方々にご覧いただき 楽しんで頂けますように。

2020年7月 15日  記す  山田 ナオコ

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