2009年11月         

        取り込みの風景

 

 

         ドライオブジェ

冬にむかって 外の盆栽を温室に取り込んで行く。
沢山の盆栽を 一所に取り込むには
できるだけコンパクトにする必要がある。
地上部を枯らして冬眠する野草は
枯れた部分を刈り込んで 棚下へしまえるようにする。
また 落葉した樹木も 伸びすぎた枝を剪定する。
そんな作業の中 刈り込んで捨ててしまうのが
もったいないようなものに 沢山出会う。
紫色を帯びた風知草や ワイルドオーツの花穂、
アジサイやノリウツギの装飾花、バラや野ブドウの実等・・・
きりがない。
最終に至って たどり着いたもののカタチや色
どうしてこんなに美しいのか
コレクションしたいものが いっぱいだ。
見とれてしまって 手が止まりそうになる。
       
                       

          2009年 11月13日に記す   加藤 文子

      

               

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