2011年5月         

 

    タニワタリ オキーフみたいでしょ

 

 

      キンシナンンテン  仲良し

 

 

矢竹と雪柳 
     雪柳、いつ頃から住みついていたのだろう

黎明を願って

朝食のあと 温室の窓をあけながら 庭を一周する。
植物の様子を確認して 再び室内に入る。
そうしてニンニクを少量すりおろして オブラートに包んで白湯で服用。
消化の助けにと思うのと 体内浄化のつもり 
ある意味  ”大丈夫”のおまじないのような事も含んでいる。
結構まじめに そう 考えている。
それから 部屋を片づけたり 手紙の返信を書くなど 諸々を行う。
昼食の下ごしらえが整った所で 休憩を兼ねて 
ショーガ茶をつくる。
ほうじ茶にショーガ汁を搾ったものだ。
熱いのをすすりながら 一日の仕事の配分を考えたり 
気分をゆるめて調整をはかる。
こうして いよいよ仕事がはじまる。
ニンニクの服用や ショーガ茶は いつの間にか習慣になった。
なくても良いことではあるけれど ここからはじめないと 
しっくりこない。
ショーガをおろし金ですっている時にも 思う。
こんな私の暮らしがあるように 誰にもかけがえのない生活がある。
この日常が奪われてしまったら・・・。
慣れ親しんだものが消え 安心を失ったとしたら…。
日常を奪われてしまった多くの人々のことを思わずにはいられない。
その人々を忘れて過ごすことはできない。
今 起きていることは 誰かのことではなく 皆のこと 
私のことでもあるのだ。
全体の善をめざす行動とは 一体 どうすることなのか・・・。

         

          2011年 4月27日 記す     加藤 文子


    

       カポックとフクロウ  何 話してるの?

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