2012年 11月         

いつもながら 夕方の光に・・・

  
          

コバノズイナ

 

 

 

ツルウメモドキ  沢山 実がなりました。

 

 

 

今日は 西千葉まで ドライブ。
距離があるので 退屈しないように軽快な音楽をかけよう。
Kさんから頂いた 60年代特集を選ぶ。
幕開けがいい。「待ってました」そんな走り出しで
Lavin' Spoonful の “Summer in the City ”
B.ディランの次は、Simon & Garfunkel の “Homeward Bound ”
日本の曲名は、“早く家に帰りたい” だったかナ。
サイモンとガーファンクルが流れたら、中学2年の夏休みに
ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの出演した “卒業 ”の映画を
2度続けて観にいった事を思い出した。
最初は 泊まりがけで遊びに来ていた従兄弟を誘った。
東京から大宮の我が家へ遊びに来たのに、
わざわざ有楽町の映画館まで出掛けた。
観終わったら、再び 京浜東北線で大宮まで一緒に帰り、
一泊して 翌朝東京へ戻っていった。
何を考えていたのかわからないが、もったいないことをしている。
数日後 今度は一人で行って、朝から夕方まで観ていた。
サイモンとガーファンクルのサウンドと映像がたまらなく良かったのだ。
カンナの赤い花のシーンとか・・・。
「・・・話すことなくしゃべり、耳をかたむけることなく聞き・・・」
Sounds of Silence のフレーズが、ずっと耳に残っていた。
新しい音楽を沢山聞いて、本も沢山読んで、沢山感動した 夏休みだった。
子供から大人への領域へ 少し近づいた季節。
短い夏なのに、短いとも思わずに過ごしていた。

さて 今日は 台風へ向かって走っている。
ウルトラマリンの高い空に 浮かぶ雲は いつもよりダイナミック。
その雲の間から 光の帯がおりてくる。
あちらからも こちらからも・・・。
雲を突き抜けた光の先は どんな空間がひろがっているのだろう。
胸がいっぱいになって ドライブしている。


2012年10月4日記す     加藤 文子

 

    

室内から

            

 

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