2012年 12月         

サザンカ  今年は特に美しく感じて・・・

  

雪柳と矢竹

 

ミモザが越冬する

 

 

笹とリンドウ    宇宙船がうかぶ・・・

このごろの朝の庭は 一面落ち葉の海。
何はさておき 温室の窓を開ける前に 掃きそうじを行う。
なぜ 落ち葉を掃くのか。
庭中 落ち葉でも 一向に構わない。そんな 考えも あるかも知れない。
それで 良いのなら そうしていたいところだが、残念ながら 
我家の場合は 事情が許さない。
落ち葉は 地面でじっとしていない。
風が吹けば 舞い上がり、温室に取り込んだ盆栽を覆ってしまう。
枝々に・・・鉢元に・・・それから 冬眠中の野草に・・・
ここかしこに 舞い降りる。
取り込んだ盆栽で 混み合った中 乾きを確認するのは 容易ではない。
その上 落ち葉に阻まれては 尚更 やっかいだ。
水をやっても 落ち葉が塞いで 水が鉢中へ届かないのは、もっといけない。
そんな理由から 落ち葉は できるだけ取り除かなければならない。
掃き終えて すっきりした庭を見るのも束の間 風がゴォーッと鳴って
再び 落ち葉の嵐に見舞われる。
同時に開け放った温室の窓から 大量の落ち葉がなだれ込む。
一瞬の出来事だ。
風が 止むのを待って もう一度 落ち葉を片付ける。
雑木林が裸になるまで 繰り返し 行うことになる。
掃いて 掃いて  掃いて・・・・・。
周囲の木立を見上げたら 枝先に まだ沢山ついている。
道のりは 長い。


2012年11月22日記す     加藤 文子

 

    

同系色

            

 

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