2014年8月         


朝つゆの中で


カリン



ヤシャイノデの中から オトギリソウが出現



水がめの世界

寒冷紗を 早々と張ってはみたものの 雨の日が多く
強い日射しをみることは ほとんどなかった。
ここに来て ようやく灼熱の太陽がまぶしい夏が到来した。

寒がりの私も 半そでを着る。
半そでや冷たいものが欲しくなる感じが 新鮮でうれしい。
遅れをとり戻すかのように セミもいっせいに鳴き出した。

早い夕食をすませたあと 日が残るうちに もう一度外仕事だってできる。あまりに日中暑いので 夕方の外の涼しさは 格別だ。

夏の必需品 手ぬぐいも大活躍。
ちょいと手ぬぐいを頭にかぶり もうひとつ 首から下げる。
その軽さ 感触が良い。
アシスタントのYさんも 同じになっている。

そんなこの頃 高校時代からの音楽の友 O君が ブルースの真髄
JIMM Y ROGERS  “Chicago Bound”のCDを 送ってくれた。
50年代の頃に録音された貴重な一枚で、Little Walter や Muddy Waters
Otis Spann など 贅沢なメンバーが名を連ねている。
暑い夏の室内で なまぬるい空気を攪拌するように ブルースが流れる。
ブルースとは一体 何ぞや? そんな 問いかけをしたくなる。
言葉にはならないけれど この夏の気分と とても あってい る。
音楽を追いかけた高校生の頃の 熱く短い夏の日々のことを
思い出している。



2014年7月21日 記す     加藤 文子

 



ハツユキカズラ

          

 

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