2015年4月         



主のいない朝




雪にとけ入りそう




リメイクしたボックス




ボケのつぼみも・・・

 

空がほのかに明るくなって チュンチュンと鳴く鳥の声で目がさめる。
春のはじまりの頃のこんな朝 何度迎えたことだろう。
もっと眠っていたいような のったりした気分で起き上がる。
冬の間 おそく開けたカーテンを 乳白色のうすぼんやりした
外の景色がよくて 早々に開ける。
表を散歩する人の姿も 多く見かけるようになった。
程なくして 外気にぬくもりが感じられるようになるので
温室のサッシを開けに出る。
サッシを開けながら 昨日とはちがう盆栽の春に出合うのもうれしい。
ビックリグミの銀白色の新芽が姿をあらわした。
コヒマラヤ雪ノ下のつぼみのピンクも わずかにのぞいている。
じっとしてはいない。

夜間 防寒のためにタニワタリの木やヒトツバには 新聞紙で覆いをしていたが そろそろ要らなくなりそうだ。
その新聞紙も 毎日かけたり はずしたりを繰り返したので 
くたびれてヨレヨレになっている。  ひと冬 アリガトウ。
そして アシスタントのYさんは 盆栽の室出しに備えて 庭の棚下や
隅に吹きだまった落ち葉を整理したり 外棚の点検をはじめている。

今日は 雪柳や黒松 大きなヤシャゼンマイを 軒下に出した。   

2015年 3月18日 記す     加藤 文子


 




朝一番に・・・ニワゼキショウ


 

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