2018年 3月         


帽子をぬいだ


温室


長寿梅のつぼみ



階段の上から



 

 

2月に入って間もなく カゼをひいた。
のどの違和感 体のだるさ 頭痛 発汗などが 交互に入れ変わる。
高熱が出るわけでもなく 鼻水もせきも出なくて 思いきりが悪いまま
オカシナ感じが 出たり入ったりしている。
なおったかナ と 思っていると 寒気がして熱っぽくなる。
大あばれしないけれど 存在をほのめかす。
カゼが住人のような気のする このごろである。
私と一緒に しばらくいたいのだろうか。

こんな状況に歩調を合わせながら Yさんや I くんの手を借りて
母の家や自宅を片づけている。
どうしてこんなに放置していたのだろう 
呆れるくらい不用と思われるものに出合う。
思わぬ発見もある。
友人から届いたイラスト入りのハガキの束が 
ひき出しの奥から出てきた。
Kちゃんは やさしいことばに絵を添えて 届けてくれた。
数十年前のメモ書きしたノート 読もうと思っていた本のリスト。
その他 いろいろ。
それから CDの置き場所を変える際、記憶からこぼれているものを
手にしたり・・・。
ジャニス・イアンの “17才” と “ジェシー” の入ったCDもそのひとつ。
ボーナストラックは ライブ録音で 弾き語りだ。
ジーンと聞いている。

庭はカチカチ。鉢の中も凍っているのに ボケや長寿梅の
深紅の水滴のような蕾がくっきりしてきた。
冬咲きエリカは とうに咲いている。
クロネコヤナギも外皮を落として 赤紫の花穂があらわれた。

野菜の乏しい季節 お向かいさんからいただく 特製タクワンや
採りたてのホウレンソウがうれしい。
いつも外壁の上に そっと置いていって下さる。
気がついて 声をかけようと外に出ると そそくさと帰ってしまう。
なかなか お礼が言えない。

 

2018年2月13日  記す     加藤 文子   





雪割草も・・・。


 



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