GAKUさんのパステル画 と


 

 

  アシスタントが綴る 7月  

 

もうすぐ夏至。あうりんこ星は鮮やかなみどりに覆われています。
アリの急襲にあってしまった盆栽の対処や、植物の生長スピードに追われる庭整理で、
あっという間に1日が過ぎていきます。夜にはクッタリしますが、自然の生命活動と
共にあるような感覚は、よいものだなぁと思うのです。

大田原市 田谷での二人展が無事始まって、少しほっとしています。
忘れっぽいコンビの 私と小沼さんをフォローしている加藤さんも 、少し忘れてしまう
ことが出てきたというので、みんなで声をかけあいながら仕事をするようになりました。ギャラリーの準備、二人展の準備、日常の作業、急がないけれど進めておくことなど、
できることそれぞれを、「・・・は 終わりました」「・・・は 何時頃にする予定」と、確認しあいながら日々を進めています。
思い浮かんでは 消えてゆくようなことも、伝えておけば何かにはなる気がして、忘れ
ないうちに伝えるようになりました。

あうりんこ星3人 共に好きなミュージシャンの中に、ムーンライダースがいます。
昨年久々に出たアルバムは、しばらく小沼さんのアトリエから 連日流れていました。
独特の歌詞と力強いメロディー、どっしりとした存在感で迫ってくる曲の感じは、
若い時に聴いた印象と変わりません。かっこいいのです。
先日 偶然つけた深夜のラジオから、なんともキュートでポップ な曲が流れてきました。あれ?ムーンライダースの鈴木慶一さんの声です。
シンガーソングライターの松尾清憲さんと結成したユニット「鈴木マツヲ」のデビュー
アルバムからの一曲でした。慶一さんと松尾さんはとても楽しそうに製作過程をお話し
されていて、私はなんだかドキドキして、真夜中に目が冴えてしまいました。
共に72才、年を重ねてなお こんなに豊かに音楽を奏でている。
それを体感できる自分も幸せだなぁと思いました。
このトキメキを忘れぬうちに、さっそく明日 お二人にお伝えしましょう。

2023年 6月20日 記す  山田ナオコ

 

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