2020年2月         


Yukiさんの カレンダー


小さな大王松



つばきの蕾が くっきりしてきた



仕上げたスケッチ



元旦は おせわになった方をおたずねして 心あらたにする日。
そんな過ごし方が定着して 久しい。

2日から いつもの日々がはじまる。
夫はアトリエで 大きな虫のオブジェをつくっている。
とはいえ 頂いたお年賀状から親しい方の近況に思いを馳せたり
餅入りのなべや カマボコ 黒豆の食卓は 少し特別。

年明けから 風の強い日が多い。
晴れていても 粉雪が舞って 空気がつめたい。
日中も温室のサッシを全開するには寒すぎるので 所々
わずかに開けて 空気を通わせている。
温室の隅を仕切った仕事場で 西洋カマツカや ツルウメモドキの実を
取り除きながら 吹き荒れる風を聴いている。
ふとした瞬間 静かになって遠退いたかと思うと 再び 狂ったように
容赦なくガラスを叩く。
手元をしっかり見据えて 植物に心をそそぐ・・・ そうしている
つもりが 風に煽られて 思いはあらぬ方向へ向かってしまう。
こんな風の吹く中 誰とあう約束もない正月 家族も出はらった
実家の盆栽園で ひとりでいた日のことが 突如 映像になって
脳裏に浮かんだ。
二十歳頃の私。
静まりかえった庭内で トランジスタラジオを抱えて FEN放送を
聞きながら散歩している。
「Happy New Year・・今日はこんな曲かけちゃおうかナ」
ウルフマンジャックのような乗りのDJ。
プレスリーとかブレンダ リー なんかが 流れている。
風が強くなると 濁音が入ったり 小さくなったりしていた。
たったひとりで 盆栽の庭にいる。普段とは違う状況が新鮮で 
冷たい風が体にしみて 体中冷えているのに 庭にいる。
アメ横で買った フード付きのジャンパーに リーバイスか何かの
つなぎをはいて 首には友人信ちゃんが 毛糸を染めて織ってくれた
紫と藍の美しい配色のマフラーを巻いていた。
そんないでたちで 風に吹かれる自分を視ていた。
私であって 私ではないような感覚に浸っていた。
オカシナことが 記憶されているものだ。

2月のうちに 展覧会の準備をすすめよう。
夏の “温々” の 展示は おたのしみBOX を メインに考えている。 

2020年 1月 10日 記す   加藤 文子

   




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