2014年4月         



ミモザが ひらく



雪に埋まった中庭

 


ヘデラ  外は大雪

 


ナリヒラヒイラギ南天


 

朝 8時をまわる頃 温室の窓を開け放つ。
そんなことのできる気候になった。

今年の冬は 特に厳しく 朝はマイナスをさす日が多かった。
かつて経験したことのないような大雪にも 見舞われた。
室内で 冬の間の仕事をしながらも 春の訪れを待っていた。

枯れ草の下から さやかなミドリが 頭をもたげる。
日にかざすと とけ入りそうな明るいミドリ・・・。
山鳩の低く クルクルとのどを鳴らす声・・。
乳白色の霞んだ大気を 突き破るように 朝日が射しはじめる時、
冷たい空気が ぬくもりへと変わる。

そんな春が戻ってきた。
外で過ごす時間のよろこびが 戻ってきた。

温室の中にしまっていた盆栽を いつでも出せるよう
外棚や 庭を 整えよう。
外の水がめも キレイにして・・・。 


2014年3月20日 記す     加藤 文子

 

 

 



光岳キリンソウも動きだす

          

 

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