2025年5         

春を告げる



春を告げる

 

陶のアクセサリー


間もなく外棚へ

参加をさせていただいているグループ展の初日 冷たい雨が降りしきる中
調布のギャラリーマミカに向かう。初夏の陽気が続いたと思ったら
2日前には 雪やミゾレに見舞われた。
高速の温度計は 5℃をさしている。寒いはずだ。
厚手のセーターやニットの帽子 洗ってしまうつもりが・・・
そのままにして 良かった。
今日は そのセーターと帽子 上着を着込む。
雨に打たれた梅は散りかけ 山桜も下向き加減に咲いている。
それでも 山々の雑木には みどりがさして ボンヤリ明るい。
都内に入る頃には 小降りになった。

展覧会のタイトルは 「植物からのメッセイジ」
異なるジャンルの6人の作家が 植物をテーマに 発表にのぞむ。
ビーズの刺繍の美しいTシャツ。
さりげなく花や葉があしらわれた帽子は 赤毛のアンを想わせた。
展開する花びらを表現したパート・ドヴェール。
植物を合わせたくなる 愛らしい鉢や花器。
小沼は 開きかけた蕾のような花器やオブジェなど。
私は マッチボックスサイズの小箱にペイントしたのをメインに展示。
それぞれの表現。みんな仲良く ひとところに 居る。
春の風が やさしく流れていた。

我が家のギャラリーの裏庭で 母が植えた 八重咲のイチリンソウが
白い花びらを揺らしている。
雪が降っても 冷たい北風が吹こうと どうであれ 植物は植物している。
ウグイスの声を耳にする。
キツツキもコツコツ梢をたたく。


2025年 4月3日 記す  加藤 文子

 

うら庭で

ひとコマ ひとコト  アーカイヴ

 

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