五月の連休の頃から 風と共に周囲の木立から コナラの花がらが大量に舞い降りる。
風が吹くたび庭は 花がらのベールに覆われる。
それだけならまだしも 花がらにまとわり付いた 毛虫も落下するので
棚上の盆栽も 被害を被ることになる。
ようやく出揃った新芽が たちまち毛虫に喰われている。
新芽を食べ尽くされると 枯れてしまうこともある。
新芽の美しい様子に心はうばわれがちだが 油断していると大変な事態になってしまう。
初夏の気候の中で みどりは充実する。
エネルギー全開のこのシーズンは 水もよく乾く。
水切れさせぬよう タイミングを計りながら 水やりを行う。
水やりは ひとつひとつの盆栽の今日を知る上でも 大切な時間。
植物の美しさに出合うだけでなく 剪定や植え替えの有無・・・
虫の発見・・・ 等 必要な情報を感知する機会になる。
庭の清掃・・ 水やり・・ 植え替え 庭木の手入れ 草取り 虫対応
・・など 庭を動いていると あれも これも と 仕事に出合う。
日に焼けて 顔も黒くなってきた。
乞われるままに 動いてみよう ついて行こう
うす暗くなっても 水を待っている盆栽が どこかにいるような気がして
ジョーロを持って ウロウロしている。
30年以上育ててきた 大きなヤシャゼンマイを ギャラリーの正面に
設えた。 麗しき姿 満足の様子なり。
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ヤシャゼンマイの麗しいみどりが・・・ |
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