コンニチハ


 

 

  アシスタントが綴る10月  

 

初夏に 加藤さんのご友人から頂いた モロッコインゲンの種を、10粒ほど蒔きました。
手入れもあまりしていない中庭の隅、せめて雨で流れないようにと、庭整理で除いた
草などを、お布団のようにどっさりかぶせておきました。
程なく、中庭での仕事の最中にみてみると、ほとんどが発芽していました。
柔らかい茎で 草の布団を突き破り、伸び上がっています。
おお!うれしくなって、お二人に報告。さっそく 竹の支柱をあてがいました。
その後も順調に 支柱につかまりながら、大きな葉を開きながら、ぐんぐん生長して
いきます。
ジャックと豆の木を思い出しました。あれは 上に何があったんだっけ・・・?
こちらの上方には、ハシゴが渡してあり、みんなでぐるぐると巻きついていきます。
花がたくさん咲いたので、実がなるのを、とても楽しみにしていました。
ところが 実はなかなか大きくならず、虫にかじられたりして 日に幾つもとれません。
実をつけるということは、大変なことなのだな。
お味噌汁やサラダの上にちょこんとのっているモロッコインゲンを頂きながら
思いました。

日が落ちるのが早くなり、帰宅後 庭に出る頃には、庭がもう薄暗くなっています。
あかく染まる庭で、たくさんの虫の音に包まれながら、植物を見回ります。
過酷な暑さの中で 葉を落としたエゴの鉢や、全体をやけどして蕾を落とした 庭の
レンゲショウマなど、傷を負った植物が、今年はとても多かったです。
盛夏の下での植物が 過ごしやすいように、木陰を多くつくるような木の剪定や、
軒下の日よけの工夫、鉢の置き方など、来年までに できることをたくさん考えて
みたいと思っています。


2025年9月21日 記す  山田 ナオコ   

 





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