アプローチのユリ










 

 

  アシスタントが綴る 10月  


お二人の個展が重なり、慌ただしく9月が駆けぬけていきます。
ラッキーなことに、在廊日の間をぬって 私もそれぞれの展示に伺うことができました。

生活を共にしていても なかなか 作品をゆっくり見ることはできません。また 普段は感じられないことが発見できたりするので、可能な限り展覧会には行きたいと思っています。
なにより 私は 小沼さんと加藤さんのファンなので・・・楽しみなイベントなのです。

日々の中で育んだ 静かなエネルギーが凝縮した作品は 迫力があります。
かわいらしく 美しいだけでない、中身のつまり方がスゴイなと思ったりしながら 見ています。
日常を一緒に過ごしているからなのか・・・・感想が少し変でしょうか。
改めて 自分がとても恵まれた環境にいるなぁと感じます。

展示風景は プロフィールと仕事のページでご覧いただくことができます。

 

ナリヒラヒイラギナンテン


那須はすっかり秋の気配。朝晩の冷え方は、冬が近いことを知らせているようです。
風も少しずつ強さをまして、林のコナラから 青いドングリを降らせています。

空気が乾燥してきたので、植物はよく水をほしがるようになりました。
秋が主役の草達は、背をぐーんと伸ばして つぼみや穂をつけはじめました。
命の危機さえ感じるような 猛烈な暑さを乗り切って・・・よくここまできましたねと、なんだか褒めてあげたいような気持ちです。

棚上の植物は こっくりした深い色に染まっていきます。 まもなく紅葉は、庭木へ 周囲の林へと広がって、鮮やかにあうりんこ星を彩ってくれるでしょう。

まもなく 益子の三人展がはじまります。

2014年9月24日  山田 ナオコ