カップの中の植物たち


 

 

  アシスタントが綴る 7月  

 

さいたま市 Cafe & Gallery 温々 で、 加藤さんの個展 「My other Love vol.8」が
現在開催中です。
植物と共に在る毎日の中で生まれた、スケッチや板絵などの他、奏デル盆栽キットとも
言えるような、BOXセットを展示しています。
BOXには、健やかな成長を促す要素を考え つくられた鉢と、奏デル盆栽で 実際に
使用している配合土などが入っています。
植物を育てている人も、はじめての人にも喜んでいただけるようにと、昨年から
修正をくり返しながら 制作してきました。
小さなブックレット「土と鉢のはなし」では、植物を育てるために大切だと思われる
ことを、なるべくシンプルにまとめてみました。
そのとびらには、以下の文が記されています。

ー ねぇ、プラテーロ、僕たちの魂が、偉大ですこやかな大自然の肉体を、本当に
自分のものとして感じるのは、自分の心掛け次第だよ。
自然というものはね、大事にされたときに初めて、きらめくような永遠の美の光景を、
それにふさわしい人にだけ、おとなしくくりひろげて見せるものなのだよ ー  
 J .R.ヒメネス 「プラテーロとぼく」 より

 種を蒔き、日々水をやり、ある時 小さな小さな芽を見つけた時のうれしさ。
 その生長の速さにびっくりしたり。
 時に調子の悪い様子にオロオロし、答えを見つけるために 時間を費やすことも
 あるかも知れません。
 夏の強い光に立ち向かうように葉を広げる姿に、力をもらうこともあるでしょう。
 例えば 共に時を過ごしていくことで、季節の移ろいに 敏感になった自分を
 発見したりすることも・・・

植物と暮らす毎日は、自分の思い通りにはいきません。
だから、思いもよらぬよろこびも 楽しさもあるのだと感じています。

ー植物との生活が ゆたかな日々でありますようにー
祈りの込められた 加藤さんの展示を、ご覧いただければさいわいです。

 

2022年 6月24日 記す  山田ナオコ

 

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