陽が落ちる |
アシスタントが綴る 12月
夕方4時を過ぎると、とばりが降りるように ポトリと日が落ちてしまいます。
ギャラリーからお帰りになるお客様を、温室の灯りでお見送りするようになりました。
ライトに浮かびあがる植物たちも、なかなか新鮮な景色です。
外棚の植物をすっかり温室に収めたあうりんこ星の庭は、これから少しずつ落ち葉に
埋もれてゆきます。冬を迎える準備が整いました。
紅葉した西洋カマツカの葉うらに、アブラムシが びっしりついてしまいました。
例年なら、真っ赤な葉と 小さなさくらんぼのような実をつけた姿を楽しめますが、
アブラムシの害が心配で 葉は早々に落としました。
黒磯の我が家では 実にもついてしまい、どちらも諦めました。
いつまでも暖かいので、アブラムシの活動が止みません。
デンドロビュームやセッコクは、8月ぐらいから 季節外れの花を何度も咲かせて
います。エネルギーを大量に使いながら 危機感を訴える姿に、何もできず うろたえる
ばかりです。
これだけ気候が変化すれば、植物や虫たちの変わりようも どんどん想像以上になっ
てゆくのでしょう。よく見て、感じて、オロオロしながらも 必要と思われることを
探っていかなければならないなと思っています。
ー 毎日 庭で答えを探している ー
わたしが好きな 加藤さんのことばです。
植物のそばで、共に答えを探す日々。来年はどんなことが待っているでしょう。
どうか 2024年がよい年となりますように。
今年もあうりんこnoこ をご覧いただき、ありがとうございました。
2023年 11月24日 記す 山田ナオコ |