ガラス越しに見える風景 |
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アシスタントが綴る 12月
数年前から 小沼さんの作品がたくさん入った納屋の床が傾いていましたが、本格的な修理をするには 時間も労力もなかなか取れず、中身の整理や移動を繰り返して 床の負担を減らす応急処置をしていました。
ところが 思いもよらず 先日 とてもよいタイミングで修理して頂くことができました。いつも あうりんこ星人の手に負えない大工仕事や、緊急の水回りのトラブルなどを引き受けてくださるFさんが、ちょうど2日間ほど空いているということで やってきてくれたのです。中のものを大移動し、床を解体してみると 根太がぼろぼろに朽ちていて、いつ壊れてもおかしくない 危険な状態でした。Fさんは朝から真っ暗になる夕方までの作業で、本当に2日で 木のよい香りのする しっかりした床を張ってくださいました。
その後バタバタと棚をレイアウトし直し、入っていたものを整理しながら収納して、あっという間に納屋の大修理は完了しました。
小沼さんの展覧会準備のわずかな合間。植物の取り込みがほぼ終わったところ。天気も崩れない。そしてなによりFさんの都合。いろんな事がカチッとはまって とてもスムーズな流れに、「心の準備だけをしておけば、心配することはないのかもね。」と加藤さん。ほんとにそうでした。
私には、20年来の親友がいます。授業をさぼったり 覚えたてのお酒ではめを外してばかりいた私を、優秀な彼女は なぜか大事にしてくれました。岩手で暮らす彼女が 那須に来られる時間ができたというので、私は ウレシさで舞い上がりましたが、どうしても時間が取れず 今回は見送ることになってしまいました。
「きっと私たちには もっといい機会があるってことだよ。」と加藤さんと同じことを言う彼女を、得難い人だなぁと改めて思いました。
もっと きっと すてきなタイミング。6年振りになる再会を せっかくならば、宝物のような機会にしたい。
心の準備をして 待つことにします。
鉄パイプでつくった簡易フレームで |
2012年11月26日 山田 ナオコ |