2015年2月         



雪の日




小さなモチノキ




クジャクシダ & ソテツ




ピラカンサ 葉を残して越冬

まだまだ先 と言いながらも 年明け早々 展覧会の
案内状のことを考えている。
まずは ギャラリーの空間 そこに流れる空気や催される季節を
イメージしながら タイトルを決める。

数年前 行われたギャラリーは 高台にあったので 
「眺めのいい部屋で・・・」というタイトルにした。

今年の 陶と植物の2人展は 5月と6月の予定。
5月は 台東区 谷中にある「空薫(ソラダキ)」という和菓子の家で
初めて させて頂く。
木造三階建ての古い民家で 一階奥には M氏の設計事務所もある。
設計室と和菓子の並ぶ空間が融合した 不思議な場所だ。
豆の香りの漂う展覧会・・・ちょっと趣の変わった会期になりそうだ。
二階と三階に展示させて頂くので タイトルは
「2ndふろあー 3stage」。 発案は小沼によるもの。
写真も しっとりした感じ 室内で撮ったものから 選んだ。

次いで6月には 神奈川県 真鶴町の海の見えるギャラリーaTo で
お世話になる。
中川一政の住まいのあった 跡地の一画に建てられたギャラリーなので
aTo という名が つけられたそうだ。
ギャラリーからは 海が一望できる。明かりの灯る対岸の夜景も美しい。
まさに 絶景なのである。
かつて 中川一政がこの地を踏み 海をのぞみ 潮騒を 風を・・・
聞いて カンバスに対峙した。
そんな日々を想うだけで 胸がいっぱいになる。
キラキラ輝く海原や風を想って こんな題名が浮かんだ。
「海にのぞむ 風をきく」。
タイトルが決まったところで 光あふれるギャラリーにふさわしい
作品写真を選んで レイアウトする。
最後に 大切な情報や文字に誤りはないか  確認して 原稿を仕上げる。
いつもながら 私達の要望を コンピュータと葛藤しながら
まとめ上げてくれるのは アシスタントのYさん。

間もなく 二種の案内状の準備も整う。
こんな作業をすすめるうちに 一日一日 当日に近づいて行く。 


2015年 1月15日 記す     加藤 文子




そろそろ中へ しまいましょう



 

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