2019年7月         


もうすぐ帰宅 Ⅰ

gallery Tripletにて  


もうすぐ帰宅 Ⅱ

gallery Tripletにて  




椿の手入れ



来月のセッティングは・・・?

weekend gallery にて


 

毎年 秋に企画される南青山 Triplet での展覧会。
今年は 5月にさせて頂くことになった。
秋色に染まる 会場風景とは異なる 初夏の若いみどりをご覧頂くのも
新鮮に思えた。
間もなく咲くのではないかと思って 蕾の立ち並ぶクレナイアジサイを
展示した。予想通りには行かず 最終になって ようやく開きはじめた。
それでも一般的に知られるアジサイにくらべ 全体が小振りな容姿が
めずらしがられたり 水滴のような蕾と丸いつまみが左右についた鉢が
似合って 可愛いと言って頂けた。
会期を終え おかげさまで 植物も元気に帰宅した。
ホームページを知って はじめていらしてくださった方 数十年ぶりの
友人との再会も うれしい交流のひと時となった。
会場での水の管理 車に安全に収まる量など 様々な理由から
展示できるのは 10数点。
数は多くはない とはいえ 絞り込むまで さんざん迷う。
元気でいてくれて 空間や夫の陶の作品とのバランスが とれているか
どうか そんなことを考えながら選び出す。
いざ 始まれば観念して 何でもないような気分になるのも
いつものことなのだが・・・  ひと通り 迷う。

そういえば 昔からあった 青山ピーコックストアが 閉店していた。
イートインで おべんとうを食べるのも 楽しみだった。
20代の頃・・ 知り合いに連れられて パン売場で買い求めた
プチフランスの味。 やきたての香りが忘れられない。
スーパーマーケットで あんなにおいしいパンが手に入る 
しかも手頃な価格で・・・  当時の私には 驚きだった。
近隣で生活する人々は どこで日常の買い物をするようになるのだろう。
普通のお店がなくなるのは 惜しい。
開発で 街がどんどん変わっていく。
昭和が消えて行くようで 淋しい。 


2019 6月 12日 記す     加藤 文子   




ヒトツバから現れた 雪の下


 


あうりんこスケッチ2011にもどる