2021年6月         

ギャラリーから 外をみる


スミレが・・・



ギャラリーの花



ガラスのマジック


週末のギャラリー 金・土・日は ちょっと緊張する3日間。
これは ありがたくもあり 必要で 大切な緊張だと思っている。
最終日の日曜が終わって 湯につかるひと時に 満足の含んだ安堵と
疲れを流す。
ああーっ 今週も終わったァ と・・・。
ギャラリーを始めてから得られるようになった 特別の感覚だ。
はじめてから3年目 openを3日に限定してよかったと実感している。
3日を生かすために 残りの4日間を過ごす。
cioseしている間に 外出の予定を組んだり 盆栽や庭木の手入れなど
必要な用事をこなす。
来客があるなしに関わらず 室内はもとより 全体を整える。
おそうじ おそうじ 本気の本気。けれど あわてない。
3日と4日の組み合わせが 丁度良い。

湯船につかる ひと時に話をもどそう。
心も体もゆるめる中から じんわりわき上がってくるのは
次はどんな植物を展示しようか なのである。
終わったばかりなのだから 頭を空にしていようと思うのだが
次の植物のことが 頭をもたげている。
毎回 展示用に5つ6つくらい 季節の植物を選ぶ。
初夏に向かって どれもこれも みどりの発進が止まらない。
展示したいものが沢山あり過ぎて 迷ってしまう。
今のところ ギャラリーの正面の棚は 大王松をメインにしている。
しばらく ツルニチニチソウの鉢を 大王松の相方に選んでいたが
花も終わりに近づいたので そろそろウツボグサを中心にした
野草になりそうだ。

ギャラリーのドアを開けた時・・ 来客が最初に目にする
階段わきの植物は どんなふうに見てもらえるだろう。
陶の作品とバランスを考えながら 机やキャビネットや 棚上にも
植物を飾る。
植物と より親しくなって・・  良い選択ができるよう願っている。

春先から 庭のあちらこちらで スミレが咲いている。
盆栽のウメモドキの根元にも 濃い紫のスミレが凛々しくいる。
大木の根元で 枯れ葉のなかから 一輪のスミレが咲いている
ワイエスのSPRING BEAUTYを思い出す。


2021年 5月12日 記す     加藤 文子

  



美しさは どこから

 



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