2022年8月         

上からのながめ


遠くに見えるものは・・・



種のコラージュ  東大宮 温々で


クジャクシダ


初夏を通り越して いきなり盛夏がおとずれた そんな感じがする。
朝 7時を回った頃から 温室南面に 日が照りつける。
すると 小さな盆栽の表土は たちまち白っぽくなって 乾きはじめる。
さっそく 日の当たるエリアめがけて 水やりを開始。
ひと通りやり終えて 昼食の下ごしらえや 室内の用事に向かう。
外が気になって 窓越しから何度も乾きをうかがってしまう。
まだ 大丈夫 次の水やりまで余裕があると思いながら 外を確認する。
なんと 盆栽たちからは 水やリコールがはじまっている。
再び 外へ。
日が落ちるまで くりかえしの水やり 出たり入ったり
まるで 運動会のようだ。
6月末からつづいた猛暑は いくつかの盆栽にダメージをもたらした。
強烈な日ざし 熱に耐えられないものは 葉焼けしている。
葉焼けして痛んだ葉は 水分の蒸散が妨げられるので 
乾きのバランスも違ってくる。
状態に則して 気遣いながら 水をやる。
水やりのタイミングを逃さないように 肝心な時に動けるように・・・
工夫して体を使う。
盆栽達は 炎天下 棚上でじっとしているのだもの
暑さにへこたれているばかりではいられない と 自分に言いきかす。

東大宮での展覧会を終えて 日々過ごす中 会場でかわされた会話
心が動かされた事々が・・  その余韻が・・・
ゆっくり 消化されてゆく。

暑さをよそに チリメンカズラに飛び入り参加した
スイートマジョラムの赤紫の花が咲き出した。
ギャラリーの前庭は ノカンゾウのみかん色の花が・・・
毎年 Yさんが種を採り撒きしているマリーゴールドは
あちらこちらで シックなオレンジ色を発している。
それから コレオプシスのレモンイエローと山吹色も・・・。



2022年8月7日記す     加藤 文子

  



絵画的?

 
 


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