2024年12         

あと少し


晩秋の棚


つれて行かれそう


落葉寸前

黒磯駅まで 夫を迎えに行く途中 赤松林を抜けた交差点で
信号待ちになった。
左、石垣に赤いものが 点在しているのが 目に入る。
光を浴びて かっ色の石垣を背景に灯された 赤色の豆電球を見るような
そのキラキラが 美しい。
野イバラの実 だった。
赤い実が 教えてくれなければ こんな所に野イバラが伝っていたなんて
わからなかった。
右側には 茂みの中に セイタカアワダチソウの山吹色の花が ポッツリ居る。
群生していないのが りりしくみえて良いと思った。
木立の落葉がすすみ 草々の末枯れから 赤や山吹色が くっきり映る。
侘びた晩秋の風情が ここそこにある。
数ヶ月のあいだ 中尾 紀久子さんの色彩と造形に対面させていただいた
今年のあうりんこgallery。
これ以上 何を省くの・・・と 思えるくらい simpleに 描かれた作品たち。
色えんぴつで 丹念に塗り上げられた 植物画や抽象画 その切り取り方が
ニクイのです。
飾らない 素直な気持ちを受けとったような気がして 感慨深い。

朝夕の冷え込みの増す中 盆栽のとり込みをすすめている。
猛暑をめぐって ダメージを受けたものも 少なくない。
それでも それぞれの力で乗り切り 冬を迎えようとしている。
冬のあいだの 充分な休息を 願っている。 

2024年 11月10日 記す 加藤 文子
今年もありがとうございました。

 

小さな世界

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

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