2022年2月         

冬眠中 Ⅰ


冬眠中 Ⅱ



アダとセラ


製作中


この冬は 雪も多くて 厳しくなりそう と 姪が教えてくれたのは
昨年11月のこと。
その頃は 暖かな日がつづいていたので 本当に そんなふうに
なるのかしら と ボンヤリ受け取っていた。
ところが 元旦を迎えた朝は 15㎝程 雪が積もっていた。
こんなに沢山降ったのは 本当に久しぶりだ。
その後も 少し解けては 再び雪が降り 晴れても 粉雪が舞っている。
日中でも マイナスを示す日もある程 寒いのである。
それでも 感覚というのは 不思議。
晩秋を迎えた頃は 14℃くらいでも 寒く感じていたのに
この頃では 日がさして 10℃ともなると 暖かな気分になる。

厳寒の下では 温室のサッシも ほとんど開けられず 植物の乾きも鈍く
水やりに費やす時間も少ない。
そんな今だから 室内でできる仕事を沢山しておこうと思う。
来年度のカレンダー制作と並行して 初夏に予定されている
展覧会に向けて 鉢を作ったり テーマに因んだ冊子も考えている。
その他 思いつく限りを 春が訪れるまでのあいだに行いたい。
2月が過ぎれば 冬眠から目覚める盆栽達もいる。
時間があるようで そうでもない。
気持ちは ゆとりを持ちながらも 一日一日は春に向かっている
ということも 忘れないでいよう。
急いだ仕事はしないで済むためにも・・・。

今日も小さな鉢を作っている。鉢の中で心地良く根をおろし
美しく育ってくれるような ゆるやかなフォルムを・・・。

2022年 1月10日記す     加藤 文子

  



新しい棚に・・・

 

 



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