2024年6         

ツバキの木の下で


勢ぞろい


キャビネットに飾る


この場所が良さそう

 

5月の展覧会が 近づいている。
庭で水やりしながら 虫を観察しながら 棚上をハケではきながら・・
候補の植物を捜している。
すでに決めている植物も 本当に良いのかナー 決定して良いのかナー
と 選択を疑ってみたり・・・。
そんなに見てばかりいても仕方ないとわかっているのに 
体は勝手に棚をめぐっている。
オカシイ・・・ 若い頃は こんなに迷わなかったのだが・・・。

巻き毛のような新芽をのぞかせている カップ型の鉢に入ったシノブが
気になる。片手で鉢を持つ時の感じもいい。
新芽が出揃った姿を想像しながら 向こうのペースを知っているのに
はやく伸びヨ・・・と 言っている。
開花を控えた光岳キリンソウ・・搬入の日に満開になったら 会期中に
終わってしまう・・・どうかナ。
うす紫の小花を咲かせようとする立浪草も・・光岳キリンソウ同様に
微妙なところだ。
花の咲いたところも ご覧に入れたいのだけれど 花ものは難しい。
庭が気になって 外出もままならないでいる。
当日が来てくれれば あきらめがつくのだが 思いきることが出来ず
ウロウロするばかり 心の中は ガタゴトしている。

庭のあちらこちらで咲いている マツバタイゲキの山吹色が まぶしい。
白や紫のオダマキ ツキヌキニンドウ エキゾチックな花を咲かせる
ビクノニアも 今年は沢山つぼみをつけている。 
楽しみが いっぱいだ。
アシスタントの Y さんも 虫退治や次々に伸びてくる木々や草々の
手入れに 忙しい。

2024年5月6日 記す   加藤 文子

 

ツルニチニチソウ