2023年1         

oh。散歩 した

 



元気をとり戻したヤツデ


ヒトツバがうれしい



春には赤くなる


12月はじめに行われた展覧会が終わり 晴れわたる青空に恵まれる日が
ないまま 日々がすぎている。
葉を落とした木立の先にみえる どんよりとした空は 
冬に抱くしんみりした気分にさせる。
あたりの静けさをもらって 私の心のうちも シーンとしている。
そんな空気に包まれて 年内に済ませておきたい 諸々の用事をして
過ごす。
ふだんなかなかできそうにない 室内の細々した所の片付け。
来春まで ciose するギャラリーの大掃除や 痛んだ箇所の補修
返信がそのままになっているお便り・・・も・・。

仕事場の棚上に 末枯れて刈り取った際に採取した 色彩の抜けた種を
含んだリンドウの花や 線香花火のように 放射状に小さな種を付けた
ミシマサイコが 容器の中でドライになっている。
もう少ししたら あちらこちらに蒔いてみようと思う。
リンドウは 道をはさんだ向こうの牧草地から種が飛んで 
我家の野草の鉢や 庭に芽生えたもの。
いつの間にか ご本家の牧草地からは リンドウの姿は消えてしまって
いた。風下にある我家に 集団移住したような感じだ。
淋しくなった庭で これからョーと告げるのは ヒイラギ南天の
レモン色やヤツデのアイボリーのつぼみ。
寒空の下で 元気を放つ。
落葉した枝先に クロモジやダンコウバイのこぼれ落ちそうな
丸い花芽もみとめることができる。
しばらくの厳しい寒さをこらえましょう
その先の春到来を楽しみにいたしましょう

エディス・ホールデンのカントリーダイアリーの1月
JANUARY の書き出しに
ローマの神 Janus の名をとって 名付けられた月
ーこの神は 互いに反対の方向を向く
       ふたつの顔をもつ者とされているー
過ぎた年をふり返り 来るべき年を予見するものとして。
と ある。

 

大切な幕明けに・・ 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
ステキな一年に致しましょう。

元日     加藤 文子

  



屏風絵のよう

 

 



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