2024年1         

 

今年もよろしく



種を散らす


温室の冬


大文字草

アシスタントの Y さんの号令のもと 納屋の整理をはじめた。
何を収めたのかわからなくなっているダンボールや 衣装ケースが
沢山ある。
ハギレや 着なくなった衣類 使いそうで出番のない昔のカーテンや
ふろしきの類い 片付けていると あちこちにしまい込まれた小沼の
やきものも 突然姿をあらわす。オブジェや食器がいろいろ・・・と。
こんなにあったのですネ。
それぞれ仕分けをしながら 納屋を 整えようとしている。

 

数十年分の手紙の山。こちらも すごい。
パソコンのなかった時代は 特別だ。封書ばかりでなく ハガキであっても
小さな文字で ぎっしり書かれている。
編集者の H さんと ある本を手がけるためにやり取りした数年間の手紙は
貴重だ。プランはもとより プライベートの何気ない事柄まで 
多岐に渡りつづられている。
企画が整うまでに 長い時間をかけたのだった。
本の出版で こんなカタチでお付き合いいただいた例は
後にも先にもない。


たくさんの方々から 寄せられたお便り。
今日もご縁が続いている方もあれば とだえてしまった方もある。
けれど その時 その時 それぞれの思いでペンを手にした瞬間が
文字というカタチで残されている。
沢山の気持ちが 届けられてきた。
なつかしの なつかしの かつてが思い出され 現在・・・
この今 の ことを考えている。
冬のあいだに目を通して行こうと思う。  

 

2023年12月15日 記す

 

キレイなこと 幸せなこと 
心に通して 大切に致します。
今年もよろしくお願いいたします。
2024年元旦  加藤 文子

 

 

 

 

 

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