2017年11月         



たくさんの植物が住んでいる
モノ・コト・スペース



虹をバックに描く



留守の間にキレイに咲いた



カリンの実生




 

大きなグレーの雲のかたまりを左右に分断する虹。
連なる山々に横たわるようにかかる虹・・・ 虹らしい普通のも・・
新潟の展覧会場に向かう途中に 3度も見た。
締め切りの近づく中・・・イラストをどう描こうか 迷っていたのだが
背景を虹色にすることにした。
外側から中心に向けて うすいピンク 黄色 ブルー うすむらさきを
基調に色を絡ませながら 配色した。
虹色のグラデーションを下地にして 四方に葉をひろげるキンシナンテンを大きく描いた。
絵が描けると 文章も書けた。
虹のおかげで 原稿もはかどった。

展覧会のあいだ 那須と新潟 トンネルを沢山抜けて通った。
アーチに沿って 大きな白鳥が描いてあるトンネルもある。
それは 那須からここまで走ると ずいぶん来たナ と 思う所にある。
トンネルの中を通過する時のゴーゴーヒューヒュー すさまじい風が
吹き出すような音を聞いていると 飛行機に乗った時のことを思い出す。
夜の走行は 暗くて 異界に迷い込んでしまったような気分になる。
私はどこにいるのか これは現実なのだろうか と・・・。
以前は何でもなかったのに 今回はどうしてそんな風に感じたのか
わからない。

車の中で 鈴木慶一のソロアルバムをかけたら 
「最強の敵は 自分の中にいる。最高の神も 自分の中にいる・・はず・・」
って 歌っていた。
リピートさせて くり返し聞いた。

2017年 10月16日 記す     加藤 文子   





秋のシンフォニー


 


あうりんこスケッチ2011にもどる