2018年 2月         


沢山つもる


青空がうれしい


スケッチ



ポットとか



 

 

1月5日・・・温室のかめに氷が張り、ホースの先につけた
散水器具からも 氷柱が下がっている。
盆栽の鉢の中も 小さく霜柱がたって 硬直して緊張しているように
みえる。
色彩の乏しい温室の作業場の棚で ストックしてあるリュウノヒゲの
なすび色の実が 寒さを異にしたように光っている。
晴れておだやかだったのは 元旦と2日。
翌朝は 20㎝も雪が積もっていた。
止んでは降り 少しとけては再び雪が舞う。
温室の出入口も 氷の湖のようになっている。
注意して通らないと ころんでしまう。
日だまりがうれしくなるようなぬくもりは遠退き、
ここまで寒いと 外仕事はあきらめるしかなさそうだ。

春がくる前に・・・ 植物達がめざめる前に・・・ 
すすめておきたいことがある。
6月の展覧会のために 2年前から準備しているBOXやスケッチを
仕上げたい。
連載の原稿も 今のうちに・・・

2019年のカレンダーの試し刷りが済んで アシスタントのYさんは
本格的に制作作業に入る。今年は I君も 参加してくれることになった。
小沼は 3月を皮切りに 展覧会がはじまるので 作陶に余念がない。
大きな羽のついたタマゴのオブジェ。トランペット形の花のような花器。
ティーポットも 大きいのも 小さいのも・・・。

それぞれが 室内で仕事する。
毎日 何かが 生まれてくる。

 

2018年Ⅰ月12日  記す     加藤 文子   





シルエットと交わる


 


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