2023年3         

冬咲エリカ 開花

 



かんむりの絵


板戸の上で



食事中


連日 マイナスをさすような寒さが続くなか 朝から小鳥たちが
あしげく庭をおとずれる。
ヒュンヒュン飛び交う姿は 閑散とした庭のアクセントになっている。
お目当ては 駐車場わきの西洋カマツカの実。
たわわに実っていたのに いつの間にか半分ほどになった。

朝 カーテンを開けた時 通りに面した所に立つユズリハの大木を見る。
葉の硬直具合で寒さの度合いがわかる。
極寒の時は 常緑の葉を黒っぽく変色させて 雨傘をつぼめたようにして
硬直している。
寒さを堪えている様子が リアルに伝わってくる。
それ程深刻では無い日は 下向きにした葉も ふぁっと柔らかくみえる。
寒さが緩むと 何でもなかったように 黒ずんだ葉も元の深みどりに
復活する。
その生命力・・・  底力もすごいと思う。
それにしても今年は 寒さが厳しい。マイナス10℃がめずらしくない
のだから・・・
温室で水やりしていて目につくのは よじれた葉を立ち上がらせている
カタヒバの面々。よほど応えたのか 寒さが緩んでも 気を付けの姿勢は
変わらない。こんな光景・・・みたことがあっただろうか。
今日は立春 耳にはうれしい響きだけれど 毎年 今頃が寒さのピークだ。

4月のギャラリーマミカのグループ展に向けて 小さな植物画を
リメイクしている。
昨年仕上げたそれぞれを見ているうちに 手直ししたくなった。
完成と思ったはずが 何か足りない気がするのだ。
見直しする良い機会をいただいている。

もう少し・・もう少し・・・と 心に刻みながら・・
音楽の底にある意識に誘われて
心の泉にキラキラするものが注がれることに 歓喜を覚えながら
室内仕事をしている。

 


2月4日 記す    加藤 文子

  



カポックを記念撮影

 
 


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