2016年9月         

額ぶちの中のコオニユリ


書帯草 他


花のなごり


ヘッセの好きな花


 

 

定期購入しているTさんの野菜 お向かいさんが下さる朝採りに加え
大工のFさんが野菜づくりを始めて ジャガイモやシシトウなどを
届けて下さるので いつも以上に 新鮮野菜にめぐまれている。
いづれも 無農薬。
周辺では 自然農法に取り組む方々が 増えている。
農薬を使わず 自然の恵みを頼みに育まれた野菜は 
子供の頃知っていた味を 思い出させてくれる。
料理の腕は ともかくとして 採りたてが食卓にのぼるのだから
この上ない。
さいたま市にいた頃より 沢山食べるようになった。
料理法も教わって レパートリーも増えた。
グリーンセロリや キャベツなどを湯がく時は 
ゆで汁をゼニ苔の生える所にまいて 一掃する。
地面にはり付いたゼニ苔を 鎌で削ぐのは手間のいることだが
湯をまくだけで 覿面に効果があるので うれしい。
野菜をザルにあけたと同時に 熱いうちに ゆで汁の入ったナベを
つかんで庭へむかう。
暑い夏 熱いナベを持って 汗をかきながら 庭をうろうろするのも
なんだかオカシイ。
きっかけは忘れてしまったが 那須に住むようになってからは
日常になった。
今年も 夏野菜が  活力を与えてくれる。
庭では ミソハギ ユウスゲ コオニユリ イセハナビ ミシマサイコ
などが咲いている。
いつもはキレイな花を咲かせるコマツナギは あまり咲かなかった。 


2016年 8月 15日 記す      加藤 文子


 



朝霧草 朝の光をあびて


 


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