2022年7月         

西オギ アンサンブル

photo Suzi Kim

植物も・・・

photo Suzi Kim


静かに 静かに


あうりんこ の ある日


先日 西荻 Gallery MADO で 催された “ 風と光のいえ ”展に
植物共々参加させて頂いた。
atelier 5393 桂山ゆき枝さんのデニムリメイク 五百川弓月さんの染織
小沼寛の陶 3人の異なる表現が ひとところに集まった。
3人合流するのは 2007年のパリ展以来。

昭和のなつかしさの漂う家屋の一室は 作品とも調和がとれていて
くつろいだ気分にさせてくれる。
ていねいなステッチとユニークな布のあしらいが モダンで美しい
デニムリメイクの数々。
光の中をくぐり抜けて行くような 軽やかな染織の作品。
2つの作品たちの合い間 ここ そこに陶が居る。
風知草やユーパトリウムの植物も居る。
訪れて下さる方々も リラックスしている様子。
ゆるやかで楽しく 時にはオカシナ アンサンブルとなりました。

西荻は はじめての街と思って出掛けたところ 道づたいに
ホビット村があると 知った。
すっかり忘れていたが 20代のはじめの頃 何度か訪れたことのある
ホビット村は 西荻だったのだ。
1階は自然食の店 2階はオーガニックの食材を使ったレストラン
3階は ホビット村ならではの本や情報誌が並ぶSHOP。
石の階段も 昔と変わらない。
生き方の方向を学ばせてもらった 貴重な存在であった。
そして 今日も 続いていることが うれしい。
その頃 識った人物たち・・・
H・D ソーロー リチャード ブローディガン クリシュナ ムーティー
アレン キンズバーグ アリシア ベイローレル 
ジャック ケルアック・・・
いろいろが洪水のようにあふれ出てくる。
ホビット村と関連して 当時 共感をもって購入していた別冊宝島
「 街を耕す本 」などを 納屋から久々 持ち出してみる。
今日までの自分を思いかえしてみたり 問いかけてみたりしている。
今回の西荻行きは 沢山のおみやげを抱えて 帰宅することになった。

夏の暑さが来るかと思っていたら 雨と共に寒さ到来。
なんと今日は11℃。
冷たい雨に打たれて 山ボウシの純白 コバノズイナのアイボリーの
花も うつ向き加減。
寒冷紗の設置も しばらく おあずけとなりそうだ。 

2022年 6月6日記す     加藤 文子

  



ハコネシダとツリガネニンジン

 
 


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