2016年12月         

ハラハラと落ちた

 

静かに過ごす


小さな雪柳の根洗い


イワガラクサの小さな花を見つけた


 

半月ほど続いた植物の取り込み作業も 終了した。
外に残るのは 大きな鉢のリョーブや 特大の風知草など・・・
あとは温室内へ集合させた。
空になった外の棚のよごれも タワシをかけて キレイにした。
これで ひと通り 冬を迎える準備は整った。
冬の間の水やりは 温室の中をウロウロするだけ 
行動範囲もせばまった。

今日は どんよりしたグレーの空 風もなく静かで 
ジョーロを持って水の乾きを確かめても ほとんど乾いていない。
水の心配もなさそうなので たまにはゆっくり温室の中を
歩いてみようと思った 。
紅葉の美しかった山モミジも ハラハラと葉が落ちた。
クレナイ色が枝先から消えて あたりはひっそりとしてしまった。
秋の名残りをとどめているのは 黄葉したビックリグミやアジサイ
それから コバノズイナや雪柳の紅葉。
茎や葉を 紫に染めて咲いているリンドウは別格だ。
紅ウツギは 枯れかかった葉がクシャクシャになったまま
新芽のまわりにはりついている。
半月たってもこの状態で 落ちそうで落ちない。
めったに花を咲かせてくれない 紅ウツギ 来年はどうかしら・・・。
ビワの花が群咲いて 蜂を集めている。ブンブンいっている。
棚下のすみ 誰も見つけないような所で 鉢から種がこぼれて
自生をはじめた岩ガラクサの小さな赤紫の花をみつけた。
ここだけ 春のような景色だ。

春には どんな出合いがあるのだろう。
楽しみにしよう。 

2016年 11月15日 記す     加藤 文子   



 

 




今年は よく見える所に置いた

 



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