2017年5月         


早春の庭



オサシダが動き出す



レンギョウの花



夕方の飾り棚


 

4月3日 朝7時30分 温室の窓を開ける。
とうに日はのぼり 朝日に照らされた温室の窓ガラスは
水滴でくもっている。
今日は暖かなので 朝から全開する。
窓を開けると 早春の甘いほのかな香りと共に 
生暖かい空気が流れ出す。
それと同時に 植物達の今朝の姿に 出合う。
一周すると 20もの窓を開けることになるのだが
それぞれの窓から見える景色は 新鮮だ。
オハヨウ・・・昨日とは 全然ちがうではないですか。

ミツバツツジの蕾はふくらんで 先端で赤紫色が見えかくれしている。
黄みどりやオレンジの発色が入り交じったカリンの新芽は
大きくなって いっそう鮮やかだ。
西洋カマツカの花芽も 輪郭がはっきりしてきた。
昨日 開きかけていたレンギョウの黄花は満開。
小さな黄蝶が ヒラヒラ舞っているようだ。
ヤシャゼンマイだって すごい。
綿帽子のようなのが 顔を出したと思ったら
翌日には グルグルが伸びて ステッキみたいになっている。

今日はどんなかナーって・・・ 愉しみに窓をあける。

2017年 4月3日 記す     加藤 文子   



 

 




エゾノタカネヤナギ


 


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