
ストケシア
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じっとしたまま |

チリメンカズラと共生する スイートマジョラム
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あっけなく咲いて 散るけれど・・・
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毎日 照り返すような陽を浴びて 蚊取線香の煙る庭で 仕事をしている。
暑さに参ってしまわないように 涼んでみたり 加減を心がけながら
進めて行く。
汗が吹き出て止まらないこともあって 日に何度も着替えをしたり・・
そんな夏本番を 迎えている。
毎年 主屋の縁側とギャラリーの入口に 風鈴を吊してきた。
今年は 納屋から明珍火箸風鈴を捜しだして 久々音色を聴くことにした。
スティービーワンダーも音質のすばらしさを評価しているとのこと。
独特の趣のある音色に感応してくれたとは 何だかうれしい。
その火箸風鈴 盆栽町に住んでいた頃 大家さんからいただいたものだった。
2箱出てきたのだが 片方はどうして持っているのか 思い出せない。
箱を開けてみると 吊していたヒモが切れていたりして 修理が必要だった。
4本の箸が 良い感じにふれ合えるような ヒモの長さにするのも
微妙な工夫が要るのだった。
アシスタントの Yさん 試行錯誤しながら 整えて下さった。
さっそく ギャラリーの屋根のある門と 外のコーナーの軒下に下げること
にした。
銅製 ガラス製 火箸・・・ 異なる音色が 風にこたえるように響き合う。
我が家の ささやかな納涼である。
手のひらに収まる程小さな鉢の中で ストケシアが花の重みで
茎を弓なりにしている。
ヒメオトギリソウの星型の小さな黄花が 涼しげに揺れている。
ノガリヤスやソビの穂 コマツナギのうす紫の花・・・
ギボウシだって 準備万端。
毎朝 見るのが楽しみだった びっくりグミのサンゴ色の実が
とうとうなくなった。
鳥に持って行かれたようだ。

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クレナイナデシコ |
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