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アシスタントが綴る 8月
夏に弱い小沼さんですが、9月より続く展覧会のために 制作に打ち込んでいます。アシスタントの目からみても、なんだかいつもより気合いの入った素敵な作品が生まれているので、展覧会が楽しみになります。
また 最近はギャラリーへお届けする資料もパソコンで作成しなければなりませんが、苦手なはずのその作業を 一人でため息をつきながらも 黙々と取り組まれています。
そのご褒美でしょうか。ある日突然 視力が回復してしまいました。「目が変だ、変だ、病気か?」と眼科へ行ってみたら、そのことがわかったそうです。そんなこともあるのだとびっくりしましたが、度数が合わなくなったため、眼鏡を変えなくてはならなくなりました。ちょっと前に使用していたまるいフレームに 新しいレンズを入れた眼鏡の小沼さんは、ちょっと新鮮でかわいらしい印象。
この勢いで 夏本番の暑さを乗り切ってほしいと思います。
那須での初めての個展に向けて、加藤さんも佳境です。朝早くから 夕暮れまで こまめにいろんな仕事をこなしながら、植物と向き合っています。近場ということを生かして、都会へ持ってゆくのが難しい植物がたくさんお目見えする予定。より奏デル盆栽の庭をイメージできるような展示になりそうです。また 植物以外の仕事もいろいろ揃えてみました。加藤さんを知っている人もそうでない人にも 楽しんで頂けるのではないかと思っています。のんきなアシスタントは くるくると庭を巡る加藤さんの背中を見ているだけですが、新しい試みにとてもワクワクしています。よい個展になることを願いながら。
2012年7月30日 山田 ナオコ
くもり空の下 かすかに届いた陽光