温室の棚下では・・・




 

 

  アシスタントが綴る 3月  

 

雪かきがしたい!と書いていたら、とんでもないことになってしまいました。

先週末の雪はなんとか乗り越えられましたが、15・16日の大雪はお手上げでした。
2日間降り続いた横殴りの雪は 私の家をすっぽり包んで、玄関も開かない状態。
あうりんこ星にも もちろん行けず、では家で できることをやろうとパソコンをつけた瞬間、停電になりました。
幸い 普段から暖をとるのも、ちょっと煮炊きをするのも 石油ストーブです。ガスも水道も大丈夫。そう困りません。年末にできなかった窓ふきや、BOX作り、机の中を整理したりと 普段できないこともゆっくりできました。

でも・・・午後になって 表通りではしゃいでいた子供の声が聞こえなくなり、あかり無しでの作業が難しくなってくると、何も不自由していないのに なんだか不安になってきました。
Sandy Denny の 「 I'm a dreamer 」 が無性に聞きたくなりました。
温かいお風呂に入りたくなりました。
心を保って生きて行くのに たくさんのことを必要としている自分を感じて、改めて3.11.を思っています。 

6時頃 電気がやってきました。家々から歓声がきこえてきます。
雪で行き場がなくなったのでしょうか、2羽の小鳥が さえずりながら 家の軒下で赤い実をついばんでいます。
こんなことなんでもない と言うように。

 


いっしょに雪見


2014年2月24日  山田 ナオコ


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