草ボケの朱色が 映える |
アシスタントが綴る 4月
植物が動きはじめました。
先日まで 一日の大半を室内仕事で埋められていた日常は、がらっと変化します。
朝 あうりんこ星の鉄の門扉を開けると、温室は大きく開かれ 加藤さんはもう作業場に
座っています。ハサミを入れる音を軽やかに響かせて、草の根洗いを整えています。
風を受けにくい外棚では、すでに手入れを終えた植物達が 気持ちよさそうに鎮座。
私も 荷物を部屋に入れて、温室へ。
植物の移動を手伝って 外棚の平衡をはかり、汚れていれば洗います。
庭に植物をひろげていくと、手入れをしたい気になる所も多くなります。
棚下には 枯れてカサカサになった草、新芽の伸びだした庭木。 そして 早くも雑草が!
・・・アラ、室内掃除を飛ばしてしまった。普段の仕事も忘れぬようにしなければ。
ここでの春は 何度経験しても、 植物と加藤さんのスピードについていくのに必死で
ドタバタしてしまいます。
急いでも いいことにはならないので、今年は私のリズムで春を満喫したいのですが・・。
コヒマラヤユキノシタ |
2014年3月26日 山田 ナオコ |