春から秋にいるところ









 

 

  アシスタントが綴る 7月  

 

二つの展覧会が無事に終わりました。
都内の古民家、対照的に 開放的な海辺。
どんな空気を感じてくださったでしょうか。
会場風景は「プロフィールと仕事」のページでご覧いただけます。

あうりんこ星の庭は 一年で最も生命力にあふれる季節を迎えています。
時折 降り止んだ庭を歩くと、盆栽も庭の草木もみんな輝いて、驚きの早さで生長しています。棚上も庭も、手を入れたくなる場所ばかり。
虫たちも盛んに盆栽に向かってきています。特に極小アリにはお手上げ状態です。
また 途切れ途切れの雨と湿った空気で、植物の乾きが分かりづらくなっています。

二人展が終わり、梅雨のしっとりとした雰囲気もあって、なんだか私はボーッとしてしまうのですが、こうして記してみると、目の前は そんな場合でははないことがよくわかります。

 

久々に 植物の仕事を体験したいという方が、来週お越しになります。
きっと いろんな思いを体いっぱいに詰めて、フレッシュな空気を届けてくださるのだろうと思います。
私はそれを吸い込み 自分の気持ちを新しくしたいと勝手に考えて、その日を楽しみにしています。


 2015年6月21日  山田 ナオコ



しずくをまとった
ヒメカカラ