ミソハギが 風にゆれる









 

 

  アシスタントが綴る 9月  

 

7月下旬から続いた過酷な暑さは、お盆を過ぎてようやく落ちついてきました。
朝晩はかなり涼しくなり、乾いた風も流れ出して 秋の気配が漂っています。
体の動きも軽く感じられるようになりました。

空気が動かない室内で仕事をするため、熱中症ぎみだった小沼さん。
だいぶ快適になられたようで、食卓での会話も増えてきました。

かつて那須では当たり前だった夕立が稀になり、夜も気温が下がらず、午前中には30℃を軽々と越えるような毎日でした。
植物は個体差はあるものの、渇きに加速がかかります。なかには 1時間程で渇いてしまうものも。木ものは水切れをしてしまったら 取り返しがつきません。室内仕事などを合間に入れながら、加藤さんは淡々と水やりを繰り返します。

また 肌を刺すような強い日射しで、例年なら何ともなかった置き場で 葉焼けする植物が続出。庭木にも影響がでているこの状況で、棚上の盆栽の疲労度は計り知れません。

とどめに初夏から続くアリの被害。
「お目当ての植物があって、アブラムシをつけたい!」というような分かり易い要因が一切なく、あらゆる盆栽を標的に 卵らしきものを掲げて 襲いかかってきます。
ぐんぐん上がる地中温度にパニックを起こしているのでしょうか・・・。
地道に対処していますが、決してひるまない そして休まないアリ軍団。
収束のめどはたちません。よい対策は ないものでしょうか・・・。

そんな 2015年 盛夏のあうりんこ星。
まだまだ油断はできませんが、過ぎてしまうと あっという間という印象です。

来春は 過酷な暑さになる前に、工夫しておくことがいろいろありそうです。


 2015年8月17日  山田 ナオコ



ミセバヤと一才サワフタギ


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