弟切草の 最初の花









 

 

  アシスタントが綴る 8月  

 

梅雨を飛び越えて、夏になってしまったあうりんこ星。
30℃を越える日が続いています。
遠くで雷鳴はするのに、雨はなかなか降りません。
草取りをしていると、熱気に蒸されて ゆでだこのようになります。
温室の中も 昼過ぎには34℃に。植物の蒸れが気になります。
寒い季節が年の半分を占める那須では ありがたい暑さですが、こう続くとキツイ・・。

北海道生まれの小沼さんは、暑さがとても苦手です。
元気がなくなり、あまり話さなくなりました。ふーっ ふーっ という 大きなため息に 悲壮感が漂います。しかし それでも窯炊きに向けて、扇風機に煽られながら 毎日こつこつ製作を続けています。

加藤さんは 今日、長年 温室の中心に鎮座していた大きな根洗いを、地におろしました。
黒陶をしっかりおおっていた苔や タツナミソウ、ハリガネシダ、源平小菊などの植物の根は、長い間にダンゴムシなどに侵蝕されて、次第になくなっていました。植物は不思議と元気でしたが、土台の素焼きの陶が、所々割れて形を保てなくなっています。植物を生かすために 中庭の草の中に下ろすことにしたのでした。
手をかけてきた時間には執着せず、薬などで無理に維持をしない。
加藤さんの 生活すべてに感じる意識です。

庭は そうした植物で彩られています。
温室の景色も 毎年変わっていきます。

 



くちなし  一輪だけ咲きました。よい香りです。

 

 

 2017年 7月21日 記す  山田 ナオコ

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