朝日がさしてくる

 
 
 

岩瀬陽一さんの写真展より

 

 

 

  アシスタントが綴る 2月  

 

暮れから続く寒さ。
那須は 幸いなことに大雪にはならず、日常を送ることができています。
植物も厳しい冷えにさらされて、葉を黒くしてしまったものも出てきました。
辛抱の季節です。

2022カレンダーの制作が進んでいます。
今年は印刷をお店に頼んでみました。
「印刷、頼んでみるのはどう?」加藤さんの思わぬ一言。調べてみると、 印刷を あうりんこ星でまかなうのと ほとんど変わらない金額で発注できることがわかりました。
カレンダー製作の全工程の中で、年季の入ったレーザープリンタでの印刷にかかる労力
は、5割くらい。なかなか調子の良くならないプリンタにつきっきりになり、インク
乗りをみながら本刷りのタイミングを計る。インクの飛び散りをチェックし、だめ
だったものをはじいていく。
文字にするとこんな感じですが、時間と忍耐力がかなり要ります。
プリントミスも もったいない。

発注するにあたり、やり直しはきかないため、データ確認を念入りにしました。
印刷したものが届くまでは、とても緊張しました。発色があまりに異なれば、入力
ミスがあれば、取り返しがつきませんから。
届いたものは・・・良い感じでした!うちでは出なかったであろう細部までがしっかり
映り、きれい。文字盤がちょっと濃いようですが、これも 今回はよしとなりました。
紙が反らないことや、印刷の歪みが少ないことも、切っていく段階でわかったメリット
でした。おかげで、例年だと3月までかかっていたカット作業は、1月下旬の現在で、
ほとんど終わっています。
新しいやり方。もっといいものが作れそう。
大げさですが、そんなことを思いながら、せっせと作業をしています。
皆さんに喜んでいただけたら、とても嬉しいなあと思います。

加藤さんは、原稿を書いたり、新しく 小さな額装絵の制作に取り掛かっています。
小沼さんは、アトリエで作陶中。こちらでも、次々と作品が生まれています。
展覧会は 今後、予定通り行われるのかわかっていません。
でも、それぞれいつものように、仕事をしています

2021年1月18日 記す  山田 ナオコ

 

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