春を待つ


 

 

  アシスタントが綴る 3月  

 

真冬の間 メジロやムクドリ、名前の知らない鳥たちが来訪していましたが、庭木の実を食べ、続いて温室の中の実を食べ尽くした後は、コナラの林で鳴き声を聞くばかりになりました。
2月に入ると 日の出が早くなり、夕方も5時ごろまで庭が明るくなってきました。
少しずつ力を取り戻す日差しは 春が近づいている気配。
でも空気はまだまだ冷たく、雪がチラつく日は真冬に逆戻り。
那須の2月は やっぱり寒いのです。

カレンダーが一段落したので、霜柱がボコボコにした庭を歩きながら、できることを探しています。外棚の下草の伸びすぎたところを、少しカット。隠れていた玉竜の青い実が、陽にあたりピカピカ光っています。天敵のコゾウナカセもわずかに生えてきました。
もう少し温かくなったら、抜いてやるゾ。風で飛んできた枝を拾って、荒れた印象にならないように、ぐるりと点検します。
ギャラリーを久しぶりに丁寧に掃除すると、統一されていないプライスカードが気になり、加藤さんと手直しの相談。見やすく、展示の邪魔にならない存在感は、微妙で大切な気がしています。
他のところへ行く機会があると、展示の仕方や スタンドなどの備品が とても気になるようになりました。あうりんこ星に生かせるか というアンテナが働く感じでしょうか。
4月からは、2階も 新たにご覧いただけるスペースとして、 準備を進めています。
毎日 ちょっとずつを積み上げて、良い春を迎えたいと思っています。

2021年2月17日 記す  山田 ナオコ

 

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