いついつまでも


 

 

  アシスタントが綴る 12月  

 

色づいた周囲のコナラ林は、大きな息を吐くように、 大量の落ち葉を あうりんこ星に
降らせてきました。みどり盛んな季節には気づけないモミジの華やかな赤が、黄葉した
コナラに混じり、陽を浴びて輝く林を 一層まぶしくさせています。
葉を落とす木々の合間には、日を追うごとに 青空の領域が広がってゆきます。

植物の取り込みが終わった加藤さんは、年賀状の宛名書き。
小沼さんは、12月初旬の個展へ向けて 準備が佳境です。
私は、メッセージカードのストックを確認中。
厚手のトレーシングペーパーに加藤さんのイラストをプリントし、ポチ袋に仕立て
その中に小さなカードを添えたものです。
ありがたいことに、展覧会でもギャラリーでも 手に取っていただける機会が多く、
いつの間にか少なくなっている図柄を 定期的に補充するようにしています。
シンプルですが 作っていて楽しいので、年数を重ねるうち 図柄は20種をこえました。
しかし 中には、廃番になってゆくものもあります。
ガラス絵を拡大・色付けし、星空のような画像にしてみたり、BOXに描かれたものを
コントラスト強めの不思議な表情にしたり、イラストを細かく分解して レイアウトしてみたり・・・。どれも いい と 思って制作したものですが、凝って作ったものは、あまり評判がよくありませんでした。
でも この作業をコツコツしてきたことで、パソコン上での画像の扱いが だいぶ分かってきたところもあります。続けるものだなぁ。

体験を重ねてきたことから また新しい何かが形になったら と 考えています。

今年も あうりんこnoこ をご覧いただき、ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

 

2022年 11月24日 記す  山田ナオコ

 

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