庭の片すみで


 

 

  アシスタントが綴る 11月  

 

朝夕は 暖房を入れるようになりました。
なんだか ようやく秋のいい陽気と思ったら、もう冬の予感がする冷えかた。
4月に脱いだ防寒ズボンを引っ張り出し、手袋を装着。
冷房装置の夏がゆくと  暖房装置の冬がきた
はっぴいえんどの「春らんまん」の歌詞を思い出します。

ギャラリー前のアプローチを彩っていたマリーゴールドが、夏の暑さで病気になって
しまいました。調べてみると、高温多湿に弱いらしい。害虫の防除効果のある植物
なので 丈夫だと思っていましたが、意外です。
今年はもうダメかと諦めていたら、今頃になって 株を成長させ 蕾を次々つけてくれて
います。すごいガッツに安心しましたが、病気の連鎖を避けるために、 来年は場所を
変えて蒔こうと思います。

一方 マツバタイゲキが暑さに強いことも意外な発見でした。初夏に黄色の花をつけたと思ったら、その名にちなむ松葉のような繊細な葉をゆらゆらと八方にひろげ、棚下や
塀のわきで 大繁殖。いろんな展開があるものだなと感心しています。

外棚で過ごしていた盆栽の温室への取り込みが、少しづつ始まりました。
色づきはじめた庭の華やかさの中で、冬の準備が進められています。


2023年 10月16日 記す  山田ナオコ

 

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