春は曙









 

 

  アシスタントが綴る 4月  

 

急に暖かくなった3月上旬に始めた室出しは、安定しない天気にあわせて ゆっくりしたペースになりました。古葉はあらかたカットして、置き肥も完了。
あとは温室から出すタイミングを待つばかりです。

小沼さんが 二人展の合間をぬって、使用していない後ろの温室の模様替えをするというので、そちらを手伝うことにしました。
半分を展示スペースにするため、まず中に積んである棚板や 土鉢などをすべて
出すことに。かなりの量。けっこう大変です。
ひと息ついて 空にした温室を軽く掃除していると、いつの間にかペンキを買ってきた
小沼さんが、サッササッサと壁を塗りはじめました。早い・・・。
居場所を失った 鉢や道具の仕分けを加藤さんとしている間にも、小さな棚をつけたり、展示台をつくったり。
早送りの映像を見ているようなスピードで、作業がすすんでいます。
結局 やきものの展示も含め、2日間で完了させてしまいました。

納屋の至るところで眠っていたやきもの。
時折 無造作に開けた引き出しから 虫のオブジェが出てきたりして、ヒヤッとして
いました。
ちゃんと見てもらえる空間ができて良かったです。
展示された温室も きれいになって なにやらうれしそうです。


 2018年3月15日  記す  山田 ナオコ

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