ユリも準備中


 

 

  アシスタントが綴る 9月  

 

車で約1時間、大田原市の田谷というギャラリーでの二人展は、8月という一番暑い
最中での試みでした。
この時期の植物は、気をつけないとあっという間に乾いてしまうので、水やりチェック
はこまめに行う必要があります。空調も外気との差をあまりつけない方が負担が少ない
ので、それもお願いしなくてはなりません。
週に2回は在廊できますが、時間が限定され、お客様への対応に終始してしまうことも
あります。オーナーのAさんと 奥様、スタッフの方に、植物の命をお預けする二週間と
なりました。

近くということで、久々に搬入・搬出をお手伝いすることになり ついていくと、
気持ちのよい空間が人柄をあらわすように整えられ、ニコニコとAさんが迎えてくれ
ました。
外には 植物を置くしっかりした棚が設置してあり、水やりの仕方を熱心に聞いておられる様子に、加藤さんが二人展を受けた思いに触れた気がしました。
コーヒー焙煎所も営まれているAさん。きっと大忙しの二週間だったと思います。
搬出の時に気づいたのは、植物の展示場所がとても綺麗だったこと。細かい古葉や
水滴後がほとんどなかったこと。よく見てくださっていたのだと思いました。

多くの方にご覧いただき、無事に会期を終えた植物は、元気にあうりんこ星へ
戻ってきました。
Aさんのところには、小葉性のツタがお嫁にいきました。
きっと大切にしてもらえるでしょう。

暑さもピークを超えたようです。
鉢の中の草丈も伸びはじめ、初秋へ向かいだしてします。
今日は久々に weekend gallery を 開く日。
Aさんにならって、そこここをキレイにしたいと思うあうりんこ星人でした。

2021年 8月24日 記す  山田ナオコ

 

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